来世に期待
この言葉を使うようになったのはいつからだろうか…
たぶん高校生くらいだったかな
周りの友人たちから「ブサイクだなぁ〜」っていじりが始まった
はじめはネタだと思ってた
中学までは何かのバグで、秀才で、サッカーの香川真司に顔が似ててカッコイイとか言われてた
だから、僕は高校になったら彼女なんてすぐできると思ってた
でも違かった
無理だった
僕はネタではなく、普通にブサイクの分類だった(のかもしれない、頼む)
そもそも香川真司はそんなにイケメンじゃない
あと、僕はどっちかと言うと、香川真司と、スケートの泣き虫こと織田信成を足して2で割った感じだ
こんなんカッコいいわけがない
あと一つ事件があって、僕は高1の春にクラスの女子から当時流行ってたLINEのタイムラインでクラス名指しで「舐めてんの?」的なことを言われた
なんかクラスのほとんどの男子たちが「その女子がヤリマンなんじゃないか」という噂をしだし、なぜか僕の名前だけが流出してこんな結果になった
クラスの男子のLINEグループでみんなに助けを請いたら、みんな自分の心配をしていた
だから僕は仕方なく「大丈夫、みんなを売らないからおれだけ死んでくる」とだけ言っといた
なんで俺があいつらを慰めていたのか、今思うと謎である
そんな僕の冴えないエピソードトークは置いといて、まあそんな感じで高校生活はしょっぱなで思いっきり挫かれ、なんか男子の間ではネタキャラ的ないじられキャラに落ち着いた
だから僕は女子とは高校に入ってから接点が何もない(今現在もだけど)
その当時から僕は
「来世ガチャにかけるか…」
という思考に至った
そのガチャに勝つためには何ができるか
本当に暇な時、僕はこれを考えていた
本当に暇な時だ
とりあえずの結論は、「イイことをすればイイ」ってことだった
そして日常に潜む一番のイイことは、年寄りに親切にすることだと僕は考えた
そして、このイイことをしていくうちにドンドン「人徳ポイント」というものが累積されていき、来世ガチャの星5の排出率を上昇させられると考えた
このオリジナルのルール、天才ではないのか僕は
少なくともこの思考のおかげで来世へのモチベーションが上がり、現世での生力活動も頑張れる
ただ一つ、これには落とし穴が存在する
そもそも来世なんてホントにあんのかよ